8/21 0時過ぎから漸く晴れ間が広がり撮影(M27)をする事が出来ました。ほぼ2週間ぶりの撮影です。現在O3の撮影を行っている所ですが、撮影前にLフィルターでのTilt調整も行いました。
Wanderer ETAを使うとどの様にTilt状態が変わるかを以下提示して見たいと思います。
LフィルターでAF実施後のFocus分析した結果は


1回目のTilt自動調整での結果は


Tilt調整は大体2回以上実施で良くなります。以下2回目の結果です。

Tiltの誤差は±5μmに収まっています。画像では、

ETAの結果情報は以下です。

元々の鏡筒―接眼部の取付けが暫定なので、そこに結構なTiltがあり、調整が大きく入っている状況です。これはアダプターを変更して調整する予定です。
実際のTilt調整は、HocusFocusでのFocus分析を実行後、”Automatic Tilt Adjustment”ボタンを押下するだけで、ガイダンスに従いOKをするだけでPoint1,2,3の位置を変更し完了です。その後再度Focus分析を実行しTilt状態が満足であれば終わりで、その時点でFocusも合っている状態です。
尚、撮影O3フィルターでの状況は下記の感じです。


結構良い感じなので、このまま撮影に入っています。但し、この良い状態が継続すると言う事は無く、自分のε-180EDでは鏡筒の方角が大きく変わると(ガイド中はまだ大丈夫ですが)カメラ荷重などの関係で又調整が必要になります。大体が撮影対象が変わる、子午線通過がある等は再調整の感じです。
20250821 追記(撮影画像追加、SHO,HOO)
S,H,O各画像の情報は下記です。
カメラ:ASI6200MM Pro、0℃、Bin2、Gain100Offset40
フィルター:IDAS OHS Hubble Palette set. F2 to ∞ ZWO EFW
S画像:8/7撮影、130×60秒、MGCが使えないため、ABE1次、2次、DBE実施、BXTCorrectOnly
H画像:8/8撮影、 95×60秒、SPFC+MGC、BXTCorrectOnly
O画像:8/21撮影、100x60秒、SPFC+MGC、BXTCorrectOnly
SHO、HOO合成後、SPCC(NB)にて調整、その後NXT実施


2025/8/25 追記
ETAのPoint1の点、ETAをε-180EDからTOA-130NFBに変えて同じようにチルト調整してもPoint1は0.5mm辺りになっている。若しかしたらPoint1の原点が他よりも0.5mm程度ずれているのかも知れない。一応、現在は支障は無いのですが、気にはなります。
コメント