Hβフィルターの初使用撮影(ペリカン星雲)

天体写真

 広角カメラレンズにて使用しようと予定していたHβフィルターを初めて使用して撮影して見ました。
以前に使用しようとしたらフィルターホルダーに入らない為、長らく使用しないでいたフィルターです。BaaderのHβフィルターで5.5nmのナローバンドフィルターです。使えなかった理由はフィルター枠高とM48のスレッドがおかしい点です。これらで個人的にはBaaderのフィルターには良い印象が有りませんね。ZWOのフィルターホイールには高さは支障無いのですが、M48のスレッドが途中までしか入りませんが何とか使える状態。

さてHβを撮影する対象は結構面倒な感じで更にO3と周波数域が近いので、さらに厄介。今回撮影に使用したのが、ペリカン星雲(IC5067)で北アメリカ星雲の隣に位置する星雲です。Hβもあるので撮影したのですが、ほぼO3と一緒の画像。元々は水素の分布を見たいので水素 Hα とHβの撮影の意図です。しかし、O3と同じと言うのも論理的な仕組みを理解していないので、意味無い結果の雰囲気。
Hβ:486.1nm(Filter半値幅5.5nm)、O3:500.7nm(Filter半値幅6nm)と近いのですが、分離はされているのかと思いますが、シックリしないですね。対象が良くないのかも知れませんが。
IDASのNBセット(Hα、O3、S2)を入手したので、交換までは使用してあとは又お蔵入りか手放しだな。

 以下撮影した画像です。
ε-180ED+Extender:ASI6200MM Pro 0℃、Gain100、Offset50
各20x60秒

O3
HOO合成

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