TOA-130NFBスケアリングがズレてくる

天体望遠鏡

 2025/5/20晴れているので早速撮影としましたが、その後雲がでて更にどうも雨滴がありスリットの自動閉鎖になりました。M27を狙うつもりでしたが、その前のM13は終わり不足の感じでしたが撮影出来ました。
しかし、撮影画像をみると、スケアリングが徐々にズレている感じの結果でした。
撮影初期

最後


撮影中3回のAFが実行(温度センサ1度変化で再AF指定)しています。ESATTO3.5LPでの移動時擦れも関係するかもしれませんので、AF前後の状況を見てみました。

1回目

AT前
AF後:何となくTiltズレが治っている感じ

2回目

AF前:治っていたTiltが悪くなった感じ
AF後:こちらでもTiltが治っている感じ

3回目

AF前:矢張り同様に悪化している
AF後:少し戻したがTilt状態

擦れによるの点では、撮影経過で悪化し寧ろ再AFで改善されているようにも感じ、ESATTO3.5LPの擦れによると思えません。若しかしたらESATTO3.5LP自体が内部的に後段の荷重で傾いてくるのかも知れません。この他にESATTO3.5LPのカメラ側のアダプターが組み合わせで作っている点がありますので、ここが関係しているとも思われます。

実はM68での接続とするため、複数のリングの組み合わせとしているのでふらつきに自由度が増し、安定していないのかもしれません。M68接続としているのは、FilterWheelを大きいXLタイプ(50㎜角を収納)にしている点と、RotatorがM68仕様の関係です。これはクロマフィルター(50㎜角)を使用するためとケラレを小さくするためです。
尚、M54では下の写真の通り

フラットナー後は堅牢なADP1段なので支障がなかったのですが、複数繋ぎ合わせが原因ではと考えています。ε-180ED用ADPが終わったらまた製作依頼ですね。

現時点ESATTO3.5LPの関係か接続ADPの関係かどちらかは不明ですが、先ずはADPの改善を実施してみたいと思います。尚、ESATTO3.5LPの望遠鏡側の接続も要チェックと見ています。

2025/5/21 追記
 長尺バーの適用も考えたが、現状の画像でもPixInsight、BXTを使えばスケアリング異常でも気が付かないレベルであるので、当面は1体ADPを適用しスケアリングぶれがあっても無視する事とする。ただ、余りにひどい画像ばかりとなった時は対応を進める方向でと考えます。

2025/5/23 追記
 5/22 M27をNBにて撮影し始めて再度同じようなスケアリングぶれが出ています。AFし直しの前後をみてみると、同様に前は酷いズレ。後はキレイな形。

AF前
AF後

この結果を考えるにADPの寄与よりもESATTOでの傾き増加と考える方が妥当な気がしています。画像での左上は実際には右下になり、確かに荷重がかかる方向に近くなっています。
因みにiPhoneにてGrokにて色々と調べるとこの撮影接続ではESATTOへの負荷が大きくサポートバーにて保持する事を勧められた。結局長尺バーにて保持機構を作るのが一番良いと思われる。当面一時的対応を採れる案を検討し、長尺バーはその後として進める考えとしました。現在進めているε-180EDでもESATTOを採用する事としていますが、同様になる事も考え暫し対応を検討したいと考えます。

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